人気ブログランキング |

06.05.22 Mr.JB

06.05.22 Mr.JB_e0038558_494028.jpgPCの検索サイト“Google”のロゴが、季節やイベントなど、タイムリーなイラストを絡めてくるのが好きですが、ゆうべはそこに『シャーロック・ホームズ』が居てびっくり! なぜだろう?と思ってクリック。
そっか。5/22は『ホームズ』の作者、アーサー・コナン・ドイルの誕生日だ。
やるな、“Google”。自称シャーロキアンの僕も、これには唸りました。

小学生の頃、『シャーロック・ホームズ』(以下『SH』)を読んで文学にハマった口です。ある意味、自分の原点の一部かもしれないな。
ホームズの論理的な推理とか、英国紳士ならではの騎士道精神とか、好きです。
口調なんかも(日本語訳だけど)影響受けたりしてるかも。その後、各国の文学を読みあさる文学青年(?)だったわけですが、時々、原点『SH』に戻って再読したりもして。いつ読んでも『SH』は僕の心をとらえて離さない魅力ある作品です。

原作や関連本を一通り読んだあとで、ハマったのがNHK-TVで放送された『シャーロック・ホームズの冒険』(以下『グラナダSH』)。イギリスのグラナダTVが制作したTVドラマ版『SH』で、これがまた、秀逸なんですよ、もう。
原作をそのまま映像にしたと言っても過言ではないほど、ドイルの原作に忠実に創られていて、本を読んで頭にイメージしていたものを、そのまま見ているかのよう。今、TVに映っている彼こそが、
本物の『シャーロック・ホームズ』だ。と思ってしまう。『The Man Who Became Sherlock Holms』
(シャーロック・ホームズになった男)という本も出たほどの名優、Jeremy Brett(ジェレミー・ブレット)は、
世界中で最も多くの人が思い受かべるホームズの姿かもしれません。

最近、この『グラナダSH』をちょこちょこDVDで鑑賞(再?再々?)してたんですが、ドイルの誕生日だった昨日、
全作を観終えました。うーん満足。今回は、この『グラナダSH』に関する本も買って、このシリーズが秀逸な理由も理解したので大満足。『自分がスポンジだとすると、自分という液体を外に搾り出して、演じるその人物の液体を中に入れていくという手法だ』とはジェレミーの弁。『ホームズを演じる』のではなく『ホームズになる』という信念でやっていたようです。そのせいで、彼の性格に、今までは表出していなかった『ホームズ』的な一面が台頭するようになり、苦悩していたようでもあります。でも、どこへ行くにも『SH』の原作を手放さず、撮影以外でもベイカー街のホームズの部屋(セット)の中で過ごすことも多かったという、その徹底した、人生を賭けた俳優魂には本当に感服。

ホームズ役を依頼された当初、ジェレミーは『多くの俳優により演じ尽くされたこの役をなぜ私が今さら…』と躊躇したそうです。(彼はホームズを演じた117番目の俳優)。でも原作を読みなおして『未だ表現されていないホームズが居ることに気づいた』と。そして自分を賭けた。
自分の時間、のみならず、心から自分の全てを賭けて演る芸術創造だからこそ、
多くの人の心に残る、特別な魅力を放つものになったんだな。

『もし、このような 神聖な金字塔に挑戦するならば、
 その塔を登ってみようとすることが、一番よいのだ。 -Jeremy Brett』
by ken_ota | 2006-05-23 04:03
<< 06.06.04 Audi M... 06.05.20 再会 >>