人気ブログランキング |

07.10.04 探し物は…

07.10.04 探し物は…_e0038558_1232291.jpg貝でした。
サックスのキーの指が置かれる場所には、丸い貝がつけられていて、
指心地よくなっています。それが無いものもたまにありますが。

貝は管体と同じ真鍮の輪(受け皿)にぴたっとハマっていて、
外れないよう接着剤で留められています。
が、、、
長い年月で接着剤が硬化し、接着のチカラが弱くなってくると、
貝がクルっと回るようになったり。
演奏中に回ると、気になるんですね、これが(苦笑)。
その度に、リペア工房に行って真鍮の押さえをキツくしてもらったりして、
お茶を濁したりしつつ、また吹き続けるんですが、
先週土曜日、御茶の水NARUでのライブでソロを吹いてる真っ最中に、
貝がポロっと外れました。そして紛失。
外れたキーを次に押さえた瞬間に異変に気づきましたが、
時すでに遅し。貝の行方はわかりません。
当然、床に落ちたと思い、ソロ後、ステージ後、ライブ後、念入りに探したんですが、
どこにもない。
『あった!』と思ったら、フリスクだったりして。
その日のライブは貝なしのままで。キーを押さえるたびに、真鍮の輪の薄いへりが
左手人指し指に食い込む違和感を感じながら一生懸命演奏しましたが、
翌日もライブ。さすがに、これはかなわん…と、リペア工房で新しい貝をつけてもらいました。
でも、39年前に作られたこの楽器の一部として、ずっと楽器と一緒だった貝です。
その貝だけ、どこかに無くなってしまうのは、
家族とか仲間が、ある日突然一人だけいなくなるような、
そんなとても寂しい感じがしてブルー。
買った日から15年近く、ずっと指を乗せていた貝なので。

それがなんと、意外な、意外なところにありました。
サックスのベルの中。盲点だったー。この中に落ちていたとはっ!!
どうやら落ちた拍子に、接着材の名残のせいで管体の内側に貼り付いてしまったらしく、
通常の管体掃除では出てこなかったんですが、
翌翌々日、楽器をしまう前にベルの中を除いたら白く光るものが…
『あーーーーーっ! 居た!!!』

よかったー。
やっぱりサックスと一緒でした。
キーにくっついた新しい貝は当分とれずに頑張ると思うので、
見つかった貝は、大事にとっておくことにします。
『オツカレサマデシタ。』(貝語で)

NARUで貝を探してくれた皆さん、どうもありがとうございました。
彼(?)はいまウチで眠っています。
by ken_ota | 2007-10-04 01:23
<< 07.10.05 ON THE... 07.09.20 ホールコンサート >>