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07.11.04 秋の銀座で感極まる瞬間

07.11.04 秋の銀座で感極まる瞬間_e0038558_11282546.jpgキター!!!!という表現が適切か?何だろう?
こんな気持ちは初めてで。うまく言葉に出来ないけれど、
キターーーー!!!!!と思いました。

11月3日、土曜日。
『Round Midnight』でソロを吹いている時のことでした。
トランペットのメロディが終わって、
伝説的名アレンジのキックに押し出されて、
堰を切って溢れ出るようにサックス・ソロが始まる。
僕が吹いているんですが、
その音は僕が押し出しているのではなく、
何かにひっぱられるように、自分の理解を少し越えた、
いま考え得る最良のメロディを紡いでゆく。
それは自分なんだけれど、自分でないような、
こんな気持ちになったことは無かったので、
ソロを終えた後に、その未知の内なる心情に驚いていました。

07.11.04 秋の銀座で感極まる瞬間_e0038558_1129460.jpg11月4日、日曜日。
何かを求めて、どこかに行き着きたくて吹くのも、
ハッピーな気分になるのも、
余韻と空間に身を委ねてみるのも、
全ては、空の色、空気の温度、風のさわり心地で変わる
気持ち次第。そういう一日。
曲も、音も、演奏の向く先も、
後からビデオ編集してもこう上手くはいかないかも?
そう思えるくらい、景色とシンクロして進んだ、2ステージ。
ステージ上では、やりたいことが次から次へと浮かんでくる。
これは何だ? 自由に、次のページをめくる自分。
そんな気持ちで、居ました。迷いも無く。

理想だと思っていた何かを打ち壊し、
その先にあるものを求める。
そうすると、まわりの人の音=生き方(スタイル)の別の面が見えてきて、
結果、自分は前に進む大きなチカラを得ることになるのです。

ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルでの二日間は、
僕の中で、確実に一つの壁を破ってその先に足を踏み入れた二日間でした。
その演奏を聴いてくれた皆さんに、
長期間、フェスの成功に尽力してこられたスタッフの皆さんに、
昨日・今日、一緒に演奏していただいた皆さんに、
ココロから感謝します。どうもありがとうございました。

大坂さん、塩田さんという、長く一緒に演奏させてもらって
とても多くのことを教えてもらった二人と一緒に、久しぶりに演奏出来て良かった。
一緒に音楽を演奏してきた時間に努力したことが
僕の血となり骨となっているのを感じて嬉しくて、
そういう自分が今、村井さん、土井さん、カルタらと一緒に音楽を作って、
カラダを鍛えるように成長してゆく今の生き方を、とても貴いものだと思いました。

07.11.04 秋の銀座で感極まる瞬間_e0038558_11293436.jpg二日目のステージの後には時事通信ホールで
盛大なアフターパーティーがあって、
今回のフェス主催の方々や、
出演ミュージシャン達が一同に会していて
なんとも豪華な光景でした。
渡辺香津美さん仕切りで始まったセッションは
ギター3人による『スペイン』
→小沼ようすけが加わり4ギターで『ブルース』
→トム・スコット&本田雅人&僕の3アルトで
『ジャスト・フレンズ』…と続き、
これまた本編のライブとはひと味違う
一期一会の顔合わせで大盛り上がり。
トム・スコットの上手すぎサックスと並んで吹くという
ハプニングですっかり緊張してしまったのと同時に、
こんな上手い人がごろごろ居る、世界の広さも感じて、
二日間の演奏しっぱなした後なのに、俄然燃えています。

目の前には、未知の、無限の領域が広がっている。
はやる自分をおさえずに、また今日も明日もこれからも頑張ります。
どこまでもいつまでも、自分なりの最高をめざして。
また聴いてもらえたら、嬉しいです。よろしくお願いします。
by ken_ota | 2007-11-05 11:29
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