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08.08.08 サックスも溶ける夏

08.08.08 サックスも溶ける夏_e0038558_1194377.jpgさすがにこうも暑いと、
溶けるのは氷や人々の活気に留まらず、
楽器もヤバいことになってきます。
まあ、大抵の場合、演奏時間は夜だし、
店内は空調が利いていて涼しいし、
楽器の敵は湿気くらいのものですが、
先週末の日中の野外はかなりキテました。

箱根『彫刻の森美術館』で行われた
【AudiMusicMeetsArt】にゲスト出演してきまして、
とてもとても楽しかったので心はハッピーなのですが、
昼間の野外特設ステージでのリハーサルの炎天下度合いはもう、
音楽を演奏する限界ギリギリの状況に近かったかも。
おととし初出演の際のリハでまさに『焼き付いた』記憶も
きっちりよみがえりました(笑)。 
ドラムのシンバルを触ったミュージシャンは皆、口を揃えて
『目玉焼きが出来る』と言い、
ピアノのタッチはおよそ全般スタッカート気味で、
温度が上昇するとピッチが下がるウッドベースに対して、
木管に分類されつつも真鍮の管体を持つサックスはピッチが上がりまくり、
気持ちよく聞こえるハーモニーがどんどん遠ざかってゆくので
まあ演奏する方はキツいですね。
もちろん、本番の時間帯には太陽も傾き、
気温も下がり、問題はなかったので良かったです。

が、サックスのキーパーツ類には実は接着剤が使用されている部分が多く、
この接着剤が熱で溶けると、コルク部品とか、キーのパッドとかが外れるので、
夏の野外は要注意。
以前、札幌のジャズフェス本番中にソプラノの最高音のキーパッドが外れて
何の音も出なくなった時はさすがに焦ったなあ(苦笑)。
今回の箱根では、コルク部品が二つ外れて、
ピッチの悪いサックス奏者になりかけましたが、なんとか持ちこたえました。
演奏することと同じレベルで、楽器を熟知することは必要不可欠だと、
あらためて知った、箱根の夏。
大坂さんのバンドにゲスト参加させてもらって演奏した時の
懐かしく嬉しい感じと、
Audiお客さん皆様のステージへの熱い期待と、音楽を楽しんでくれる感じは、
最高でした。いい週末だったなあ。

8月は、NYC在住の二人のアーティスト:春日宏美(p)、中井勉(g)と共演したりしつつ、
敬愛するピアニスト、田中信正とのDUOもやります。
もちろん“SWINGROOVE”も“Vertical-Engine”も。

暑くても、楽しい夏です。が、やっぱり暑い(汗)。
皆さん、ご自愛ください。
by ken_ota | 2008-08-08 01:50
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