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05.07.31 異色の大型3管
e0038558_191104.jpg今年はなんだか3管に縁があるな。レギュラー参加してる“SFKUaNK!!”も3管、今日の東京SuperJazzOrchestraも3管でした。もっとも、こちらはフルメンバーが揃うと12人編成になるらしいけど。楽屋は大混雑だろなー(笑)。

3管となると、たいていはtrumpetがいます。が、今日は居なかった。trombone/alto sax/tenor sax。クリヤさんProduceのCD“TV Jazz Anthrogy”のRecordingで一緒だった中川英二郎クン(年下なのにベテランなみの芸歴!)と、学生の頃から知ってる田中邦和さんにハサまれてました。とりあえず二人ともデカっ!! 平均身長180cmの3管です。(天井近っ!笑→)
Bandを率いるナイスなクリヤさんは相変わらずテキパキと、音楽の方向性を決める指示を出す。長い付き合いで勝手知ったる英二郎クンが現場でBandを仕切る。これがイイ感じ。スフォの時の塩田さんと僕の役割分担に似てるな。大人数Bandには欠かせないバンマスコンマスの動きを今日は、いちメンバーとして見れて勉強になりました。

音楽的なことでいうと、trumpetが居ないのでalto saxが音域的に一番上。メロディーのTop Noteになるので、しっかり吹かなきゃ! みたいな。上にtrumpetの音があるときはその音の存在を超えない程度にハーモニーの音を吹くので、今日は立場逆転状態。2管でも3管でもTop Noteになるのとならないのとでは大きな違いがあるから、さあ大変。タイヘンって言うのは、ちょと大袈裟かな?
今夜みたいにFunk-Latin曲でビシッとHorn Sectionやるのも気持ちイイなー。またやりたいなー。異色の3管。

…と、書いたのは実は前フリだったりして。同じくtrombone/alto/tenor の3管ライブが8月半ばにあるんです。こちらはおそらく『どJazz』。向井滋春さんと川嶋哲郎さん。drumsは大坂さんだし。いやー、これも今から楽しみだなー。どーしよどーしよ。考えただけで眠れなくなります。 …とゆーか、そもそも熱帯夜で寝不足気味。
よし、【NOTES】書いてないで寝るぞー。

でも、暑くて眠れない。 夏ヤセしちゃうなああ(苦笑)。
by ken_ota | 2005-07-31 19:00
05.07.29 土用の丑の日
e0038558_190136.jpgさっき郵便受け見たら、A4サイズの封筒が。クリヤさん(piano)からだ。
月末のLIVE@MotionBlue横浜の資料だな、きっと。
譜面と…あ、なんか5mmくらいの厚さのもの入ってる。MD(音資料)かな?

封を開けたら、中から出て来たのは譜面とCDR(音)と、うなぎパイ。


…うなぎパイ!? んん!?

ヤラレター!! 土用の丑の日かっっ。ご丁寧にカテキン茶(粉末)とキナコ飴まで入ってる。
ナイスすぎます。クリヤさん。音も人間も(笑)。
by ken_ota | 2005-07-29 18:59
05.07.25 蝉と花と音楽と
e0038558_18585937.jpgもう蝉(セミ)の鳴き声がするなあ。ミーンミンミンミン。この声が聞こえてくると、少し嬉しい。東京に住んでると蝶やトンボを見ることは少ないでしょ? セミも、その姿は見ないけれど、鳴き声で『あ、セミ。』って、セミが居ることがわかる。僕の育った渥美ではウルサイくらい、たくさんのセミの声が聞こえてきます。

机の上の花が満開だから、写真撮ってみました。黄色のアルストロメリア。花の種類や色は様々だから、花を目にした時の気持ちにフィットするものを買って飾っています。花や植物が部屋にあると、朝起きたときの気持ちがイイ! 部屋に居る時、寝てる時、吸ってる空気が少し変わるんだろな。きっと。
アルストロメリアで思い出した。星野富弘さんの、富弘美術館。そこにはたくさんの『花の絵&ことば』があって、その中にオレンジ色のアルストロメリアが描かれた1枚がありました。タイトル『美しい今』(1990年 作品)。文章のコトバを忠実には覚えてないけれど、こんなようなことが書いてあったような…

『花は咲くまでの長い間、地上で必死に育っているけれど、そのことは何も語らず、今はただ、黙って、美しく咲いている。』

星野富弘さんは事故でカラダの大半が動かせなくなってから、絵を描き始めたそうです。かろうじて動く口に筆をくわえて。でも彼は、そういう個人的なハンデを考慮されて、そういう人なんだという色眼鏡を通して、作品を見てもらいたくないのかもしれない。そういう事情を知らなくても、彼の作品は人のココロを動かす素晴らしいもの。健常な僕が手で描いたってあんな風には描けません、絶対に。『がんばってココまできた』ことを誇りたいんじゃないんだ、きっと。伝えたいことは全て絵に描いてる。絵を見てほしいんだろな、純粋に。

音楽もそう。それを奏でる人の姿カタチは、CDで音だけ聞いてる瞬間にはあまり関係ないもんな。だからココロ震わす音、を探し続ける日々。
昨日、大きな地震がきたとき『もしかしたら終わりかな?』って一瞬思って。でも無事でした。無事でヨカッタけれど、人生の終わりはいつくるかわからないってこと、真剣に考える気持ちにさせられました。地震とか天災は防ぎようがないかもしれない。逃げられないかもしれない。だから悔いの無いように、生きなくちゃ。自分が本当に納得のゆく、感動する音を世に出さねば。出せるうちに。

より美しく咲くためには、そこまで育つための時間と労力が必要なんだ。自分の時間や情熱を賭けることが。それなくして誰のココロにも残るような咲き方は見つからないのかもしれないな。蝉も花も音楽も、同じですね。
by ken_ota | 2005-07-25 18:58
05.07.19 ピアノもギターも居なかった
e0038558_1855188.jpg誰も空いてなかった訳じゃなく(笑)。そーゆー編成でのLIVEを3回続けてやりました。
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1.sax+drums
2.sax+bass+drums
3.sax+trumpet+bass+drums
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1つ目の『bassの居ないsax/drums Duo』は前にも書きましたが、かなり特殊。僕の吹く内容が、コード進行もメロディも全て決めてしまう。ある意味“Free Jazz”になり易いサウンド。でもそこに居る人に『曲』や『歌』が聞こえてくること。それにチャレンジしました。この先の究極的なカタチは“Solo”ですね。sax Solo。いつかはSolo LIVEにも挑戦してみたいなあ。もっと修業を積まねば!
2つ目と3つ目は、テーマメロディが一人/ハモるの違いが大きいです。でも各人のソロに入ると3人、な『ピアノレスTrio』のカタチは同じ。コード/ハーモニーを細かく決定するpianoやguitarが居ないサウンドは、スカスカで自由な感じ。音数少ない緊張感。スリリングなJazz。僕はこの編成が大好きです。
この“sax Trio”というカタチでの金字塔を打ち立てたのは、偉大なる生きる伝説、Sonny Rollins(tenor sax)。おそらく。“Live at the Village Vanguard/Sonny Rollins”は、そのスゴイ演奏を録音したLIVE盤です。これ以降、tenor sax奏者がこの“sax Trio”という編成で演奏することが多いようですが、最近ではalto sax奏者で挑む人も増えてきました。僕はalto sax吹きですが、tenor saxの演奏を聴いてる時間が多いかも。ロリンズ以外にもJohn Coltrane、Joe Henderson、Wayne Shorter、最近ではJoshua Redman、Mark Turnerなどなどなど。実は高校生の頃にロリンズのコンサートを聴きに行きました。タブロイド版新聞紙くらいのでっかいパンフ、買ったなあ。ロリンズ、デカかったなあ。

そのロリンズ、今秋で引退するらしくて。引退前の最後の公演は親日家らしく日本で、だそうです。75歳。これまでずっと素晴らしい演奏をし続けて来たその気力体力に脱帽。ニュース記事によると『ツアーマネージメントもしていた最愛の奥様が亡くなったこと』も引退要因の一つだとか。そういえば、Cole Porterも妻リンダが亡くなってから新曲は一つも発表しなかったとか…。

音楽は、人間。人の生き方の一つのカタチ。自分の心と無関係には創れない。
聴く人の心に届くのは、音に宿るキモチ。

素晴らしいJazzを、音楽をありがとう。Mr.Sonny Rollins。
by ken_ota | 2005-07-19 18:54
05.07.10 Organ JazZ!! part2
e0038558_18534960.jpg金子雄太(organ)とのLIVEは久しぶり。7ヶ月ぶりでした。7ヶ月前のLIVEは神谷えり(vocal)ちゃんと彼と僕の3人編成だったな。drumsが居てインスト(=楽器のみ)で演奏したのは実に1年ぶりです。今宵のdrumsは僕らより下の世代の海野俊輔。

リハは軽め。LIVE1曲目でBandが本気で音を出してすぐ気づいた。『変わったな〜。』 金子雄太のorganから、聞いたことないような大胆な切り口のサウンドが聞こえてくる。僕の知るかつての彼の印象より、プレイ全体のスケールが一回り大きくなってるかも。と同時に、初めて一緒に演奏した時の『!』な感じが僕のカラダに蘇って嬉しかった。吹きやすい、安定したベースライン。最近一緒に演奏している海野クンとの相性もイイ。3人でのLIVEは、そのサウンドに夢中になってる間に終わっちゃった。そんな感じでした。
プレイが変わったのは、彼が音楽的に濃密な時間を過ごしてきた証拠。人は、今の自分に満足しなければ、その先に進めるんだ、確実に。もっと大きなシアワセに向かって。

Keith Jarrettが回想したMiles Davisとの会話。
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MD『なぜオレがバラードを演奏しないと思う?』
KJ 『わからない』
MD『バラードが好きだからさ』
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『これは彼が芸術家である証明だ。時には愛する物にさえ距離を置く。Milesは過去にとどまっていい演奏をするくらいなら、ひどい演奏をしている方がまだマシだと思ってた。彼は自分の本心に逆らっても、創造に向かっていったんだ。 -Keith Jarrett』
by ken_ota | 2005-07-10 18:53
05.07.06 マイクのり
e0038558_18524047.jpg『こーゆー声で喋ってるんだ、オレ。うわー(´△`)』。
LIVEの演奏を録音したのを聴いてて、自分のMCになった時のちょと恥ずかしい気持ち。かなり違うんだよなあ、自分に聞こえる自分の声とは。声帯から頭部内部を伝わって聞こえる音があるから、純粋に、まわりに聞こえてる自分の声だけをリアルタイムで聞くことは出来ないんですね。

管楽器の音もそれに近いもの、あるかも。ノドとか口使って吹くから、口内から耳に伝わる音、やっぱあるよなー。好きな位置や好きな音量でアンプから自分の音が聞けるギターとか、羨ましい。

さらーに!saxとかtrumpetとかはベル(『朝顔』ともいう)が自分側向いてないから、自分に聞こえる自分の音は、吹いてる場所の音の響き方によって違ってくる。あーあ。だから『箱鳴り』=部屋の響き、がイイ所では練習しないようにしてます。自分の音の良くない部分が聞こえないと、そこに気付けないし直せないからなあ。
それでも。それでも、各部屋/各店/各ホールにはそれぞれの響きがあって、そこここで良さげに聞こえてても、これがスタジオでマイクに向かって吹くと『あり?』みたいなことがアリマス。お店やホールでもマイクを使う場合には似たようなこと有り。ナマ音も一緒に客席に届くくらいの広さのお店、ならまだいいけれど、マイク→スピーカー経由の音しか届かないような、大ホール/野外フェス系シチュエーションならスタジオと同じ。マイクに入る音、それで勝負が決まるわけですね。

でも、今まで聴いた素晴らしいミュージシャン達は皆、どんな場所で演奏しても、どんなPA(音響)システムで吹いても、自分だけのイイ音出してたな。今や『生きる伝説』の一人、Lou Donaldson(alto sax)は、NYCのVillage Vanguardで聴いた時も、BlueNoteTOKYOで聴いた時も、ウチでCDで聞くあの『ルードナ』の音だったもんなー。2000年を過ぎた今、これだけ多様に変化した音響設備のもとで、1950年代に吹いたり録音してた自分のサウンドを変わらず出せることにビックリ! マジ感動しました。
つまり彼らは、どんな状況下でもバッチリ!な音をsaxのベルから出してるわけです。マイクにのっても、ナマで聴いてもOK♪な音。
 …と、いうことで今日はマイクをつけて個人練習してみました。っって、アホかー!!(苦笑) ただでさえ練習場所に困る音の大きさ。なのにマイク付けて吹いたりしたら、さぞかし近所迷惑に…。
そこは考えました。要は『マイクにのった音』だけ聞きたいのです。吹く部屋の鳴りとかも少なく、マイクに直接入る音だけ。
だからsaxからマイクに入った音を『外音遮断系イヤホン』で聞きました。口内伝達音は消せないけれど箱鳴り部屋鳴りはcut。ナルホド。
『こーゆー音で吹いてるんだ、オレ。うわ〜。』

この音がもっともっと自分の理想に近づけば、スタジオでマイクに向かって吹く時でも、より自然体な自分で居られるかもしれないなあ。

今日は『マイクのり』を少し追求してみました。
by ken_ota | 2005-07-06 18:52


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