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06.04.28 富嶽百景

06.04.28 富嶽百景_e0038558_3232099.jpg只今“Swingroove”JazzClubTour真っ最中。連日連夜LIVE Houseに来ていただき、皆さん本当にありがとうございます。演奏は日に日に白熱度合いを増して、毎晩、興奮の夜を迎えています。勢いづくこのBandでのLIVEは、あと6本!最高に楽しいGWかも♪

そんなLIVEの合間にRecordingに参加しました。映画音楽です。
太宰治の『富嶽百景』映画化に際し、その音楽にゲスト参加しました。
音楽監修は『日本Jazz界の鬼才』クリヤマコトさん(p)。pianoにguitarやsoprano saxが加わる印象派な音楽。guitarはこれまた『スゴ腕』天野清継さんです。

僕はずっとずっと映画音楽が大好きで、いつか映画音楽を手掛けられたらいいなあと思っていました。
だから今回、憧れの映画音楽にsax奏者として参加させてもらえることがとっても嬉しい。
CD“Swingroove”は『JazzのQuartet編成でどこまで多彩な景色が描けるか』にチャレンジした作品でもあって、
その曲相や曲順のイメージは多分に映画音楽的なものが含まれていたりします。

学生時代の専門はロシア文学でしたが無論、太宰治も読んでます。
今回の話を受け、自分の中でイメージを膨らませようと、本棚の『太宰治 集』を引っ張り出して再読しました。
叙情的だけどシュールな印象の『富嶽百景』。再読して以前とは違う感じの味わいを見出だしたのは、
きっと自分が変わったからかな?

森羅万象、それぞれにちゃんと意味があり、それを見出だし感じとるかどうかは、自分次第。
なるべく多くの物事の核心に触れたい。感じとりたい。
そして、真に魅力ある、多くの人にとって大切な『何か』をOutputしたい。

久々に読んだ『富嶽百景』に、そんなことを感じました。
by ken_ota | 2006-04-29 03:14

06.04.24 505スタジオの記憶

06.04.24 505スタジオの記憶_e0038558_1551397.jpgNYCから一時帰国した早間美紀さん(p)とRecording以来の再会。
CD参加メンバーが揃ったところで“Swingroove” Tourの始まり始まり〜♪
しょっぱなはNHK。『Session 2006』というNHK-FMのラジオ番組です。
座席数を大幅に超えて立ち見多数。皆さん、本当にありがとうございます。
人で溢れるNHKの505スタジオのステージに立ったとき、7年前の記憶が、
自分の中でフラッシュバックしました。

僕はこの505スタジオでのこの番組に出演するのは9回目です。
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1999年1月 ;太田剣Group feat.大坂昌彦(ds)
1999年3月 :Jazz新鮮組 directed by小林陽一(ds)
2000年5月 :塩田哲嗣(b)session
2000年5月 :TOKU(vo,flh)BAND
2002年2月 :大坂昌彦(ds)Quintet
2002年7月 :小沼ようすけ(g)“nu jazz”
2003年11月:小沼ようすけ(g)BAND
2003年12月:日野賢二(b)Jino Jam
2006年4月 :太田剣“Swingroove”
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第一回出演は、自分のリーダーBANDでした。ミュージシャンになって2年目。
自分がリーダーのLIVEを始めて間もない頃でした。『新人』登場の回って感じかな?
その時も、昨日のように立ち見の方が大勢いらしていたので、同じ場所/同じ状況/同じ立ち位置で、
あの日の記憶が物凄い勢いで脳裏によみがえったのです。
それから今日までのこのステージでの記憶は、僕の歩んで来た日々の縮図のよう。
7年間のミュージシャン人生の一部が、その時々のカラーで、この場所で刻まれている気がします。

そして自分のBANDで、デビューCDを引っさげて戻ってきました。NHK505スタジオ。
そして、わかった。いまの自分は、7年前とは確実に違う『自分』なんだって。

Jazzは、音楽の種類の一つだけれど、
Jazzは、人間の生き方の一つでもあるんだな。

明日から、またこのメンバーで“Swingroove”LIVE。 楽しみです♪


《お知らせ》 【INFO】更新。動画コメントや雑誌の情報などUPされてます。見て下さいね。
by ken_ota | 2006-04-24 15:51

06.04.18 おめでとうカルタ

06.04.18 おめでとうカルタ_e0038558_15173853.jpg昨日は僕のBandのdrummer大槻KALTA英宣の誕生日でした。
日中はお互い別々の仕事へ。僕はクリヤさんとRecording、彼は提携しているYAMAHA関連の諸々。そして夜は高田馬場へ。僕とカルタのLIVEの中で最もマニアック(かもしれない)sax&drums DUOでした。
(2005.3/22【NOTES】参照)

CD発売前も後も、共演率が高いのは変わらず。彼と大坂昌彦さんは、
僕の演奏歴では断トツの共演率を誇る二人です。だから、その二人と一緒にCDが創れて良かった。僕の録音ブースの両隣に二人を配して、同時に叩いてもらって録音したDestiny's Child“Lose My Breath”のあのテイクは、
そういう意味でも、僕のJazz人生の『記憶に残る』1曲です。

ゆうべはカルタの優しい人柄もあって、彼の誕生日を心から祝うムードに溢れたあたたかいLIVEでした。

おめでとうカルタ。おめでとう。

同い年だけど、また先に誕生日を迎えられちゃったから、またしばらく敬語使おうかな?(笑)

あ!…ってことは彼が僕に敬語使う日は来ないのかも…。
by ken_ota | 2006-04-18 15:17

06.04.14 JAJO

06.04.14 JAJO_e0038558_4214138.jpgちょと前の話ですが。
行きました!広島(初)。吹いてきました!広島風Jazz♪ 
…と言いたいところですが、演奏は『広島風』ではなく
『シドニー風』?

今年2006年は日本/オーストラリア交流年らしく、
それに伴い、国営放送NHKも参画に加わり結成されたBandが
【Japan-Australia Jazz Orchestra】。
略してJAJO(ジャジョ)です。
日本とオーストラリアのJazzミュージシャンが互いの音楽を
持ち合い、一緒に演奏する。遠く離れた場所に生まれ育った者
どうしでも、音を出すと一瞬で相手のことがわかる。
どんな音楽が好きか、とか、どんなことをやりたいか、とか。
『名は体を表す』と言うけれど『音は人を表す』なあ、と最近よく思います。

彼らが創るオーストラリアのJazzは、アメリカのJazzや日本のJazzとは全く違う感じ。元々違ったのかどうかはわからないけれど、いま現在、オーストラリアで大衆に好まれているらしいその音楽は、聞くと何とも不思議な響きを持つサウンド。
一つの曲が組曲のように大きな流れを持っていて、曲全体が一つのテーマのようになっている感じかな?
Classicのようでもあり、時にRockのようでもあり。そのサウンドが僕の耳にはとても新鮮に響いて大きな刺激を受けました。オーストラリアにおけるJazzのマーケットは決して大きくはないようですが、今回一緒に演奏したオーストラリアのミュージシャン4人の演奏技術や音楽性、音楽に対する真摯な姿勢は素晴らしくて、いろいろ勉強になりました。

今回、広島~愛媛~横浜と日本の3つの都市で公演したJAJO。次回はオーストラリア? 行けたらいいなあ。
メンバー勢揃い写真載せますね。
左から、納浩一(bass)クリヤマコト(piano)寺井尚子(violin)Matt Keegan(tenor sax)Camron Deyell(guitar)Simon Barker(percussion)大坂昌彦(drums)僕(alto sax)Phil Slater(trumpet)です。
by ken_ota | 2006-04-14 13:53

06.04.01 Jackie McLean

06.04.01 Jackie McLean_e0038558_6545253.jpgゆうべのLIVEの帰り道。
iPodを[シャッフル]に設定して聴いていたら、
鮮烈なalto saxの音色が耳に飛び込んできました。でも…
『あれ?この曲、何だっけ?』
その切ないballadの曲名は、ど忘れ。
でも、吹いてるsax奏者は一聴してすぐにわかりました。Jackie McLean。
大大大好きで、尊敬する素晴らしいalto sax奏者。
学生の頃、散々transcribe(トランスクライブ:アドリブsoloなどを音源から楽譜におこすこと)して練習した、僕のアイドルの一人です。

最後にLIVEを見たのはいつだっけ?たしかBlueNote東京だったな。
目の前で繰り広げられる彼のsax演奏は、感動を通りこして、
聴いてる僕のカラダの調子がおかしくなりそうなほどの物凄さ。
自分がやっているJazzという音楽の歴史の中で“only one”の個性を放つ伝説的ミュージシャンのplayは、
生で体感したら信じられないくらいとてつもないもので、
『どうやったら、あの域に行けるのだろう?』と考えるのを放棄したくなるくらいの素晴らしさだったのです。

iPodでかかった曲は“Abstraction”。
そっか。大好きな“Sentimental Journey”で始まるアルバム“4,5&6/Jackie McLean”の最後の曲だよ、これ。

家に着いて、Jackie McLeanの訃報を知りました。
昨日、3月31日、ハートフォードの自宅で逝去されたとのこと。73歳だったようです。

僕がいまこうしてalto saxを吹くことに熱中できる理由の一つは、Jackie McLeanが残してくれた
『ヤバい』ほどカッコイイ演奏があるからかもしれません。

謹んでご冥福をお祈りします。
ありがとう。Mr.Jackie McLean。
by ken_ota | 2006-04-02 03:40