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08.06.24 旧友と新製品についてあれこれ

08.06.24 旧友と新製品についてあれこれ_e0038558_13331898.jpg最近はサックス他、管楽器の人気が高まっているようで、
専門誌も増えて嬉しい限り。
『Sax&Brass Magazine』ではアルト・サックスの
マウスピース(現行品)吹き比べを担当しましたが、
(テナー版はsleepwalkerの中村雅人(ts)さん)、
今回は、その名も『The SAX』というサックス専門誌で、
石森管楽器がYAMAHAと共同開発した新しい楽器の試奏を、
石崎忍(as,ss)クンとの対談形式でさせていただきました。

石森管楽器は、勿論ご存知の方も多いと思いますが、
日本を代表するサックス・ショップの一つで、
そのリペア技術・ヴィンテージ楽器の品揃えなど、
国内外を問わず多くのサックス奏者の信頼を集めるお店。
オールド・サックスに精通するそのノウハウを活かし、
総合楽器メーカーYAMAHAと創り上げたその新しいサックス【YAS-82Z-WS】は、
とても素晴らしいものでした。
細部までこだわった丁寧な造りや、アメリカン・セルマー60000番代を
彷彿とさせる茶色がかったラッカーの色など、持ってみた感触の良さもさることながら、
自分のマウスピースを着けて吹いたその吹き心地は、
普段、40年前の楽器をあえて使っているそのこだわりを唸らせる出来映え。
現代の楽器と、昔のヴィンテージ楽器には近くて遠い隔たりのようなものを感じていましたが、
この新作は『温故知新』。現代の技術が古いものの良さを捉えて活かした好例ですね。
正直、ライブや録音に使ってみたいと思わせる一品です。
楽器に関するコメント詳細は『The SAX』vol.30(7/25発売)に掲載予定。見てくださいね♪

対談相手の石崎忍クンとは、
大みそかの御茶の水ナル以来、半年ぶりに再会。
互いの通った高校が激近(5mくらい?)だったり、楽器のセッティングも近かったり、
名前が三文字で武家風&芸名みたいだったり(笑)、いろいろ共通点がある彼とは、
もう10年のつきあいになるんだなあ。
『ジャズ新鮮組』というTOKU(vo,flh)金子雄太(org)鳥越啓介(b)らも参加した
オムニバスCDで、彼と2アルトで吹いたのも懐かしい。
毎年大みそか、御茶の水ナルで僕がカウントダウンをした後、
元旦朝までセッションを仕切っているのが彼だったり。
何かと縁ある石崎クンと久々にがっつり話が出来て楽しかったな。
同じ楽器で頑張ってる者どうしは、
ライバルというよりは『同志』って感じがして、嬉しいです。

石森管楽器を切り盛りする、頼もしい『石森兄弟』のお二人と
石崎クンとで記念に1枚撮りました。

あ、僕だけ『石』が付いてない…
by ken_ota | 2008-06-25 13:24

08.06.16 いつも二人がそばに居た

08.06.16 いつも二人がそばに居た_e0038558_0185254.jpgツアー最終日は鈴鹿【どじはうす】で。
4年前に小沼ようすけBANDで来て以来です。
昨年夏に四谷の紀尾井ホールで
クラシックのコンサートを見に行った際、
(2007.07.07【NOTES】参照)
偶然にも、どじはうすのママさん&ご主人に再会。
『いつかライブをぜひ…』と誘っていただいた
そのお気持ちにようやく応えることができてよかった。
老舗の酒蔵のようなたたずまいのお店に着くと、
前回のライブ後に、名器と言われるオーディオシステムで
聴かせてもらったレコードの音に感動したこととか、
記憶と気持ちが同時によみがえってきます。
開演時間に戻ってみると、ぎゅうぎゅうぱんぱんのお客さんが
温かく迎えてくれて、最高に気持ちよいライブが出来ました。
08.06.16 いつも二人がそばに居た_e0038558_14411639.jpg動物占いでは『落ち着きのないサル』な僕は、
こういうときに調子にのって木に登ってしまうタイプ(苦笑)。
それをわかっていつつも、木に登っちゃった感じでした。
(参考資料:どじはうす脇にそびえ立つ樹齢800年の松の木→)
最高のお客さんとお店のスタッフに囲まれ、
終始笑顔のツアーファイナルDayを迎えられて嬉しかったです。
本当に皆さん、どうもありがとう。ありがとうございます。

この日は僕の誕生日だったのですが、
ツアーのあいだじゅう何度も、行く先々で
『Happy Birthday♪』の合唱とケーキをいただき感無量です。
ほぼ毎日ケーキをいただいて食べていたので、
次回のライブでは少し、まるっとぽっちゃりしてるかも…?

08.06.16 いつも二人がそばに居た_e0038558_0222086.jpg各地で迎えてくれ、祝ってくれた皆さんの気持ちの温かさで、
このツアーは、忘れられない心の旅となりました。

ゲスト参加してくれたクリヤさんにも、心からお礼を。
そしてそれは、初日から、寝る時以外ずーっと一緒だった、
大槻“KALTA”英宣&鳥越啓介にも。
彼らがいつもそばに居たから、何も不安は無くって、
いつもそこは楽しい時間&空間でした。
二人とも、どうもありがとう。お疲れさまでした。

さてさて、明日から怒濤の、
大槻“KALTA”英宣『Vertical-Engine』CD発売LIVE月間です!!
吹くぞーーーー♪♪♪
by ken_ota | 2008-06-17 00:19

08.06.14 Reunion

08.06.14 Reunion_e0038558_12364630.jpg奈良から名古屋に移動して【BlueNoteNagoya】に到着。
楽屋でクリヤさんと再会…といっても
CottonClubや湘南から続いてる流れで、
バンドとしての気持ちのウォームアップは充分です。
ライブ前に、スタッフの方から
『今日のLIVEのスペシャルカクテルを作りたいのですが…』
と相談されたので、
名古屋BlueNoteの楽屋でいつもアレンジして飲んでいる
ピーチネクターとクランベリーをブレンドしたものをベースに
『Reunion』と命名。味は… 甘いでしょうね(笑)。

バンドとしての一体感の先に、
音楽を発展させようという個々人の創造性が噴出すると、
それは自分達が体験したことのない領域に踏みこむ瞬間を生み、
即興芸術特有の気持ちの高揚感を得る。
そういうライブでした。良かった。

08.06.14 Reunion_e0038558_2361083.jpg翌日は名古屋からまた西に向かい、
神戸ポートアイランド内【ジーベックホール】でのコンサート。
実は2年前にオファーをいただき決定した公演で、
主催の泉さん&スタッフの方々のこれまでのご尽力が結実する
この日がついにきて、感慨もひとしおです。
自分のバンドでホールコンサートは2回目。
広い空間に響きわたり、富士の壮大さを映し出すような
スケールの大きさに達した『さくらガーデン』は、
ツアー中でも白眉の出来だったと思います。
終演後は、CDにサインを求められる方の長蛇の列にびっくり。
名古屋・神戸ともに、大勢の方に聞いてもらえて
本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
打ち上げに行く道すがら、
BBBBのコウ(tp)君とモンキー(sax)君に遭遇。
これもまた“Reunion”。
世の中狭いですね。人は人とつながっているから楽しいんだなあ。

さて今日はこのツアー最終日、鈴鹿。
今夜もハジけてきます♪
by ken_ota | 2008-06-15 12:36

08.06.13 空間を変えるトリオ

08.06.13 空間を変えるトリオ_e0038558_121251100.jpg水曜は午後からゆるりと180kmほど西に移動して静岡へ。
ツアー初日は静岡駅近くの【LifeTime】で、
ピアノレス・サックストリオでした。
品良く趣味の良いスタイリッシュな現代のjazzclubの雰囲気に、
ピアノ奏者でもあるオーナー久保田さんのセンスが伺えます。
ガラス壁から見える中庭は優雅な日本庭園で、
池の水際に咲く紫陽花も風流。
来日してここを訪れる海外のミュージシャンでなくとも、
この『和』と同居した空間でのライブには心踊りますね。
ピアノレス・トリオも好きな編成で、時々LIVEしてきましたが、
今回はさらにイメージ&アイデアを練って、
その自由度を楽しんでいます。
多くのお客さんの期待と、
初日ならではのチャレンジングな勢いもあいまって、
スリリングで楽しいライブでした。

08.06.13 空間を変えるトリオ_e0038558_2321152.jpg昨日はさらに300kmほど西の奈良へ移動し、
多目的イベントスペース【色味色】でサックス・トリオ2日目。
その独特の音像や空間は、サウンドチェック中に
ミュージシャンの創造性に沿ってアートの様相を体してきて、
ライブ時にはそのclub寄りの雰囲気が自然と、
演奏のベクトルを前夜とは全く違うものに導いた気がします。
バンドとして大きく前進した二夜目も、
たくさんのお客さんに囲まれ幸せな時間でした。
アンコールには『国』の名のつくチック・コリアのあの名曲を、
このメンバーでやってみたり。本邦初!(笑)

静岡・奈良の皆さん、本当にありがとうございました。
今夜は名古屋【BlueNote】。
クリヤさんを迎えてのスペシャルな"Swingroove"です。
燃えること間違いなし!(笑)
今夜も楽しみです♪
by ken_ota | 2008-06-13 12:12

08.06.08 プレ・ツアー行脚

08.06.08 プレ・ツアー行脚_e0038558_328789.jpg葉山マリーナの『Captain's Room』に来るのは2回目。
前回は大隅寿男(ds)さんのバンドでスタンダード・ジャズを。
今回は6/11(水)からのツアーに先がけ、
“Swingroove feat.クリヤマコト(p)”での出演。
ガラス扉越しに海まで数メートルの場所でのライブが
FMの電波に乗ってご家庭や車の中に生放送されました。
通常のライブにはない時間制限と、
CD録音とは違うお客さんとの一体感。
その二つの要素を同時に感じつつ、その時の音楽を追求する。
…って、いい経験させていただきました。

経験と言えば。
その番組とは別の、日曜の番組にもコメント・ゲスト出演を、
というお話をいただき、マイクに向かって喋ってきました。
テーマは『日曜日の午後4時に聴いたら気持ちイイ曲(×3)』。
事前にメールで選曲依頼をいただいたのですが、生来の生真面目な性格が災いして悩みまくり(苦笑)。
『好きな曲ってたくさんありすぎるしなあ…』
 ↓
『日曜午後4時ってまだそんなに暗くないけど、遊ぶ週末(一般的に)の時間は残り少ないと感じる頃?』
 ↓
『そうだ!好きな音楽入れて持ち歩いてるアレをざっと見ていったら、これだ!ってひらめくかも』
…と思って見たマイipodの収録曲は9000曲オーバー(泣)。
そんなこんな&なんだかんだしつつ選んだ、僕なりのオススメ3曲(だじゃれ込み)は
6/22(日)湘南BeachFM 4:00pm〜『SHONAN Breeze』のコメントで♪

08.06.08 プレ・ツアー行脚_e0038558_3284218.jpg湘南往復もなかなかなドライブ距離でしたが、
今日の伊勢崎(群馬)往復もなかなかなかなかな距離で、
お店の猫さんも『よく走ってきたなあ』と車を眺めていたほど。
前回は僕のバンドで来た『月曜館』での、
大坂昌彦(ds)トリオ・ライブでした。
大坂さんと2ステージがっつり演奏するのは
昨年の『銀座ジャズ・フェス』以来かな?
いやー、楽しかった。というか、演奏してて気づきました。
『僕の中には、この人に教わったたくさんの大事なことが
 染み付いているんだなあ』と。
それが、なんだか嬉しかったのです。
来月も再来月も、大坂さんとのライブがあるのでご紹介♪
●7/7(月)多摩【アスタナガーデン】
 井上陽介(b)TRIO[大坂昌彦(ds)太田剣(sax)]
●8/2(土)箱根【彫刻の森美術館】“AudiMusicMeetsArt2008”
 大坂昌彦(ds)Quartet[小池修(ts)納谷嘉彦(p)安カ川大樹(b) guest 太田剣(sax)]

さて、いよいよツアー始まります。
静岡・奈良・名古屋・神戸・鈴鹿の皆さん、こぞって聴きに来て下さいね♪
by ken_ota | 2008-06-09 03:31

08.06.06 フライング&フライング 

08.06.06 フライング&フライング _e0038558_593167.jpgなんだかバタバタと動きまわっていたら
6月になってて、ちょとビックリ。
『あれよあれよ』ってこういう感じ?でしょうか?
前回の【NOTES】は5/23だから、
2週間ほどバタバタバタバタしてたことになります。

田中邦和(ts,bs)さんとは学生の頃からの知り合いなのに、
一緒に演奏したのは一度きり
(2005.7.31【NOTES】参照)なので
今回、アルト&バリトンの2saxDUOライブを敢行しました。
アルトとバリトンは両方ともE♭管の楽器。長さは丁度1:2。
ゆえに1オクターブ違う仕組みで、やはり相性がいいのか、
ハモったりユニゾンしたりする音の響き具合がいいですね。
演奏の呼吸もかなりあってた気がするのですが、
聴いてくれた皆さん、いかがでしたでしょうか?

奇数月の月末はjazzlife誌に連載している『Jazz Sax Heroes』の〆切り日がやってきて、
それに追われて原稿を書くのがちょっとしたライフワークのようになっています。
今回で12人目。丸2年続きました。2週間も2年もあっというまだなあ。
記念に、これまでとりあげたサックス・ヒーローを順番に記しておくと、
Charlie Parker/Cannonball Adderley/Sonny Rollins/Paul Desmond/Stan Getz/Sonny Stitt
/Jackie McLean/John Coltrane/Wayne Shorter/Eric Dolphy/Steve Lacy
…ときて、今回がRoland Kirk。
ラサーン・ローランド・カークと言うと、
聴いたことのある人も、噂は知ってるけどあまり聴いてない人も
口を揃えて『おおお…』というような不思議な存在なのですが、
その音楽はとてもピュアでナチュラルなものだと思うのです。
盲目なことが関係しているのかどうかは想像しかできませんか、
現実に我々が目にしているのとは少し違う世界が、
音楽世界として出来上がっているのを感じるのです。
もちろん他のミュージシャン同様に、周りのミュージシャンと一緒に演奏して、
多くの聴衆と同じ空間に居ながら演奏しているんですが、
彼はそこに、自分の理想郷を創り上げる。音で。
人生の日々で、目から取り入れる視覚情報はとてもとても多く、
『百聞は一見にしかず』の言葉どおり『見ればわかる』のですが、
『見てないから知らなくて、知らないから想像して、努力したら出来た』のが
ローランド・カークなのだとしたら、
視覚情報のない分、より一層、音と向き合ったその結果から生まれた音楽に
『ピュアでナチュラル』を感じるのも、あながち的外れではないかもしれません。

原稿書きで夜更かし続きの中、高田馬場【HotHouse】で
大槻カルタ英宣さん(以後OKH)とのDUO演奏に行ったら『あ、そうか!』と。
お店恒例のバースデー・ライブ。4月のOKHさんに引き続き今月は僕。
そこで気づいた『え、もう6月!?』。
僕は梅雨期の6/15生まれ双子座なのですが、今年はその日にツアーに行ってるから、と、
皆さんが2週間弱も早く祝ってくれました。感謝感激。
毎回、工夫のこらされたケーキに驚きますが、今回はなんと車!!
細部まで忠実に再現された500SLCのケーキなんて、おそらく世界初では?いやー、たまげた。
しかもケーキ入刀してボディの上部をサックリもちあげカブリオレ状態にしてみると、
中に金色のsaxのミニチュアが!!!!なにーいいい!!!!!!!!
こんなに驚いたのは久しぶり。皆さんの愛情を感じました。
本当に本当にありがとうございます。こんなに嬉しいフライングってないだろうなあ。
うしろに写ってるアキさん(店オーナー)のカニ卵焼きケーキも美味。ありがとうございます。
車のケーキの喜びを胸に、免許の更新忘れずに行かねば!

その翌日はこれまたフライング。
OKHさんのVertical-Engineライブ@丸の内【CottonClub】。
ついに彼の1stCD発売月まできましたが、発売日は6/18。
しかし『せっかくだし(OKH談)』ということで、超フライングCD先行発売してました。
前代未聞(笑)。ある意味ブックレットも(笑笑)。乞うご期待ですよ。

無事、〆切りまでに原稿も間に合わせ、
今夜はTommy Campbell(ds)オルガンBandライブでした。
GrooveCollectiveのトランぺッター、ファビオ・モルゲラが来日中でゲスト参加。
決まった時から一緒にライブ出来るのを楽しみにしてましたが、
やっぱり凄かったー♪ ラッパ好きの血が騒ぎまくりの楽器コントロール・テクや、
バップを消化したモダンなフレイジング。うーん、さすがの実力。
また12月に来日するそうなので、また一緒に演奏出来たらいいなあ。

さて、夜が明けたら、今日は【湘南Beach FM】公開生放送ライブ♪
来週の西日本ツアーの幕開けです。太平洋のそば育ちゆえか、
葉山マリーナに行くというだけで気分UP↑UPです。
感想はのちほど… のつもり。(苦笑)
by ken_ota | 2008-06-07 05:10