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08.08.24 something like Wabi-Sabi
e0038558_182278.jpg京都出身NYC在住ギタリスト、中井勉メン(僕はいつもこう呼ぶ)との
関西ツアー最終日は、滋賀豊里の老舗の酒蔵『岡村本家』で。
TVCMにも使われている、昔ながらの立派な白塗り壁の建物は
史的財産としての価値が十分にありながら、
観光目的で美観に保持されている記念碑的なものではなく、
現代のテクノロジーをもってしても真似の出来ない業で
伝統の味を造り続ける現役の酒造であることが、
その佇まいにリアルで圧倒的な存在感を漂わせてるのを感じます。
伝統と現代アートとのコラボの試みが定期的に行われているようで、
Jazzのライブは7回目とのこと。

酒蔵2Fの大広間は、屋根裏の構造が活きて音像がとても良く、
吹いて聞こえる自分の音は、ライブハウスやホールとはまた違った
独特のものでした。
僕の耳にも、お客様の耳にも聞こえてくるその音は、
この酒蔵の構造や日本酒の香りが生み出す空気を仲介しているわけで、
そのニュアンスは、日本古来の「わび・さび(侘・寂)」のようなものを
エッセンスとして感じるような、そんな雰囲気かな?
一時期「禅」に凝って京都で生活していた
Gary Peacock(キース・ジャレット-piano-Trioのbassist)も
好きだと言っていた、その“something like Wabi-Sabi”は、
日本人である自分でも、身の回りに普通にリアルにあるわけではないことを、
本物が生き続ける場所に来てあらためて実感。
現代を生きるアメリカ人のミュージシャンにとっても
リアルJazzのテイストとは、そういう位置関係なんだろうな。
ともに「欲して求めて得るもの」になったというか。

この地の訪問者ではあったけれど、一見さん的観光客ではなかった、
そのことで、この地で生きる皆さんと、
短くも充実した時間を共にできたことが嬉しく、とてもためになりました。
何かを「共」にするのが「友」ですね。
ツアーを共にした中井クン、河合代介さん、光田臣さんとも
気持ちが一つになるような時間を何度も持てて良かった。
3月にご一緒させていただいた浜田博行さん(08.03.03【NOTES】参照)が
来て、飛び入りで吹いてくれたのも嬉しかったなあ。

あらゆる意味で、変わらぬ“Top Quality”の素晴らしさに
魅せられた、充実のツアーでした。
来て聴いていただいた皆さん、どうもありがとうございます。
次回はの関西行は10月末〜11月初旬の《大槻カルタ英宣Vertical-Engine》ツアー。
日々精進して、進化した姿でお逢いしたいと思います。またぜひ♪
by ken_ota | 2008-08-25 19:18
08.08.22 関西3日目 昼の舞台
e0038558_2562570.jpg大阪への移動前に、
京都・清水寺を一人拝観中。
飛び降りることなく、
順路に従って降りた舞台ふもとの茶屋にて、
ざるそば、冷やし豆腐、抹茶&おはぎをいただく
至福のひとときです。

中井勉(guitar)fromNYCツアーは大勢のお客さんで賑わう中、
初日、二日目ともにいい感じの盛り上がりを見せていて、
今宵は再び大阪に登場。
ギター・オルガン・サックス・ドラムの組合せというと、
慣れ親しんだ小沼ようすけnu jazz4のイメージが
湧くかと思いきや、
別の音楽のように全然違うそのサウンドとアプローチが新鮮で、
『音楽は人』ゆえの十人十色の楽しさを感じつつ、
今夜も張り切って吹こうと思います。

少し暑さの落ち着いた、夏の京都の緑の下の空気が身に染みました。
自然のマイナスイオン、とても良いです。
by ken_ota | 2008-08-22 13:50
08.08.19 大阪へ行く前に
e0038558_1272492.jpg関西に行くのは今年に入って3回目。
ピンで呼ばれて、バンドで行って、
三度目の今回はオルガンの河合さんも東京から行くので、
その、あいのこかな?
また11月にも2回ほど行く予定がありますが、まずは、
明日からの関西4Daysが楽しみだなあ…と、なごむ前に、
ツアーの前に、いろいろ準備もありまして。

一日ごとの移動で、あまり楽器を練習する時間も無いので、
リード(サックスのマウスピースに付ける葦竹)を選ぶ。
封を切って出した新品のリードをちょっと舐めて、
吹いてみる…と大体、そのリードの雰囲気がわかりますが、
マウスピースから外して、しばらく放置すると、
さっき吹いた時とは違う感触になってたりする。
水分が葦の繊維の奥深く&広く浸透するからなんだろうな。
2、3日吹いたリードはその先、大きな変化は無くなります。
若く新しいリードの音と、しばらく吹いたリードの音の違いは、
世にある、ほぼ全てのものにあてはまる経年変化だと思いますが、
気持ち一つ、考え方一つで、その特性に縛られることなく
自由に行動出来る人間の「意志」は、
あらためて、素晴らしいものだなあと感じたりもします。

ツアー先のホテル滞在は割と嫌いじゃないですが、
なぜかやたらと文字情報が恋しくなって、
やむを得ず、常備されている聖書読んだりしちゃうこともあるので、
今回は、気持ちと時間を有意義に活用するため、
本を2冊買い込みました。これでよし、と。

ipodの電池を充電したり、
曲を思いついたとき用に五線紙持ったり、
いろいろ持ってくものの仕度はありますが、ある方ですが、
部屋の留守番植物たちが、もうさすがに一つ鉢の中では窮屈そうなので、
(08.07.30【NOTES】から、驚異的な成長を遂げた子株!!!)
株分けして、別の鉢に植え替えました。
今度は関西に行ってきますよと。

《中井勉(guitar)太田剣(sax)河合代介(organ)光田臣(drums)》で、
●8/20(水)大阪【梅味堂】
●8/21(木)京都【le Club Jazz】
●8/22(金)大阪【Jazz on Top】
●8/23(土)滋賀【岡村本家】

…です。夏の暑さも味方につけて(苦笑)一緒に盛り上がりましょう!!
皆さん、ぜひぜひ♪
by ken_ota | 2008-08-20 01:31
08.08.17 類は友を呼ぶとカブるのですが
e0038558_3402487.jpgお盆ということで、夏休みの方も多いと思いますが、
世に言うお盆進行に何ら影響されることなく
ジャズ・ライブ真っ盛りな日々を送っております。
昨年より個人的に激化した、
楽器のセッティング(マウスピース・リガチャー・リード)
を変えることで自分の奏法を改良する試みが、
ようやく最近、確かな成果を見せてきていて、
音色も改新した理想のイメージにより近づいています。
音、には音色以外に、
アタック感、響き、長さ、音程感など
様々な要素が含まれていて、
いま再び見直している八分音符のイメージなども
音色と密接に結びついているわけですから、
それら細かいところが個々に変化すると、
総合的な演奏の印象は大きく変わるもので、
そうやって前に進むことを楽しみつつ、
演奏&練習にあけくれるお盆です。

今夜は、秋田慎治クンをピアノに迎えてSWINGROOVE。
リハの時点で店内の誰よりもオフ着がカブっていた僕と彼が、
本番前に着替えてさらにカブったことに苦笑。
先月末のDUOの際も、ほぼ同じ服装でした。
体型と好みが似ているのか、まあまったく同じアイテムでないのが幸い。
小沼ようすけクンとは、まったく同じアイテム二つ持ってますから。
別々に買ったのに(笑)。

それはさておき、秋田クン参加のSWINGROOVEは、
深緑青色のカラーというか、
水の綺麗な孤島近くの深海のような色あいをも感じる、
独特の色合いを見せて、とても印象深いものになった気がします。
バンドのサウンド・カラーは、
ハーモニーを一手に引き受けるピアニストによって
どのようにでも変えられるものだと思いますが、
秋田クンはそのカラーリング・センスと、
インタラクティブにバンド・サウンドを膨らませるスピリットに
秀でた素晴らしいミュージシャンです。
そういう意味で『ピアノが似合うピアニスト』なんだなあ。
また一緒に演奏したいと思います。

さて来週は中井勉(guitar)ツアーで関西4Daysです。
8/20(水)大阪【梅味堂】
8/21(木)京都【le Club Jazz】
8/22(金)大阪【Jazz on Top】
8/23(土)滋賀【岡村本家】

関西のみなさま、ライブにぜひぜひ♪
関東と関西って、どっちが暑いんでしょうか?
肌で確認しに行ってきます。
by ken_ota | 2008-08-17 04:19
08.08.08 サックスも溶ける夏
e0038558_1194377.jpgさすがにこうも暑いと、
溶けるのは氷や人々の活気に留まらず、
楽器もヤバいことになってきます。
まあ、大抵の場合、演奏時間は夜だし、
店内は空調が利いていて涼しいし、
楽器の敵は湿気くらいのものですが、
先週末の日中の野外はかなりキテました。

箱根『彫刻の森美術館』で行われた
【AudiMusicMeetsArt】にゲスト出演してきまして、
とてもとても楽しかったので心はハッピーなのですが、
昼間の野外特設ステージでのリハーサルの炎天下度合いはもう、
音楽を演奏する限界ギリギリの状況に近かったかも。
おととし初出演の際のリハでまさに『焼き付いた』記憶も
きっちりよみがえりました(笑)。 
ドラムのシンバルを触ったミュージシャンは皆、口を揃えて
『目玉焼きが出来る』と言い、
ピアノのタッチはおよそ全般スタッカート気味で、
温度が上昇するとピッチが下がるウッドベースに対して、
木管に分類されつつも真鍮の管体を持つサックスはピッチが上がりまくり、
気持ちよく聞こえるハーモニーがどんどん遠ざかってゆくので
まあ演奏する方はキツいですね。
もちろん、本番の時間帯には太陽も傾き、
気温も下がり、問題はなかったので良かったです。

が、サックスのキーパーツ類には実は接着剤が使用されている部分が多く、
この接着剤が熱で溶けると、コルク部品とか、キーのパッドとかが外れるので、
夏の野外は要注意。
以前、札幌のジャズフェス本番中にソプラノの最高音のキーパッドが外れて
何の音も出なくなった時はさすがに焦ったなあ(苦笑)。
今回の箱根では、コルク部品が二つ外れて、
ピッチの悪いサックス奏者になりかけましたが、なんとか持ちこたえました。
演奏することと同じレベルで、楽器を熟知することは必要不可欠だと、
あらためて知った、箱根の夏。
大坂さんのバンドにゲスト参加させてもらって演奏した時の
懐かしく嬉しい感じと、
Audiお客さん皆様のステージへの熱い期待と、音楽を楽しんでくれる感じは、
最高でした。いい週末だったなあ。

8月は、NYC在住の二人のアーティスト:春日宏美(p)、中井勉(g)と共演したりしつつ、
敬愛するピアニスト、田中信正とのDUOもやります。
もちろん“SWINGROOVE”も“Vertical-Engine”も。

暑くても、楽しい夏です。が、やっぱり暑い(汗)。
皆さん、ご自愛ください。
by ken_ota | 2008-08-08 01:50


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