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11.04.21 2つのツアーで里帰り
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  (左から 大隅卓也(as)ハクエイキム(p)大坂昌彦(ds)井上陽介(b)多田誠司/近藤和彦/僕(as) 敬称略)

この10日間は7本のライブに出演していました。その内訳は

4本がレギュラー参加している奥平真吾TheFORCEのライブ
3人のアルトサックス奏者が集った内幸町ホールでのアルトサミット
2本は盟友、大槻カルタ英宣のバースデーライブ、という感じです。

奥平さんのTheFORCEはここのところ
毎回新たな曲にチャレンジしてレパートリーを増やし続ける前向きな感じで
ますますサウンドも充実してきてます。来週はついに初のツアー。
いろいろな方にこのバンドを聴いてもらえたら嬉しいです。

アルトサミットでは多田誠司さん/近藤和彦さんという同じ楽器の先輩お二人と
一緒に吹いたり、別々に吹いたり。3人ともマウスピースがセルマーのOLDなのに
皆、全然違う音でした。スタイルも違うし。
でもやっぱりアルトサックスはいいなあ。相変わらず一番好きな楽器です。

カルタさん(←敬語開始です)のバースデー当日の関内KAMOMEでのライブは
CSテレ朝チャンネル『源流Jazz』の収録が入ったので
後日OnAirされます。よかったらご覧ください。久々のバーチカル・エンジン・コアLIVE。
僕が勝手にスケジュール欄に『Birthday-Engine』と書いてたら
お店での表記もなぜかそうなってて、
カルタさんの意向とは異なるネーミングになっちゃってたかもしれませんが
大勢のお客様と盛り上がったとてもいい時間だったので、もうこのままでいいですか?w

e0038558_247813.jpg翌日の高田馬場ホットハウスでは
いつも来てくださる皆さんと
お店のアキさんと
他にもいらしてくれた皆さんと一緒に
ホームパーティーのような
ほっとする時間を過ごすことが出来ました。
今年で何回目かな?この感じ。
ずっと僕らを支えてくれて
一緒にこういう時間を過ごしてくれる
皆さんに深く感謝しています。本当にありがとう。

今まで自分がその平穏を疑うこともなかった自国とは
まるで違う国に住んでいるような感覚は抜けきらないながらも
自分の日常を予定通りに過ごすことができたり
その瞬間瞬間はそれを最高のものにするためにがんばったり
あとで振り返って反省してまた更なる高みを目指したり
そんな風に生きられる毎日のありがたみを
一日一日ぐっと噛み締めながら
明日も無事にそうあることを願って眠りについて
そして起きたらまた
今日が最後の日になるのかもしれないという覚悟を心の片隅に抱えながら
悔いのない1日を生きようと自分を奮い立たせて外へ出る。

地震がもたらしたものにいいものなど一つもないと思うけれど
自分が過ごしているこの日常は決して永遠ではないのだということを
きっちり自覚して日々過ごすようになったことは
地震によって気づかされた大切なことかもしれないです。

明日からクリヤマコトさんのCD『Art for Life』発売記念ツアー第一弾4Days。
そのまま続くTheFORCEツアーともども、故郷の近くの東海エリアです。
根底から覆されかけた心に、生まれ育った土地の懐かしい雰囲気を再インストール。嬉しいなあ。

その日その日の最高の音を求める、そんな気力みなぎってます。
ご都合よろしかったらぜひ聴いてくださいね。




                                # by ken_ota | 2011-04-21 02:38
by ken_ota | 2011-04-21 02:38
11.04.11 あれから一ヶ月
e0038558_125385.jpg今日という日を精一杯、一生懸命生きなければ。
と、強く思わされたあの日から1ヶ月。

ツアーから戻って関東エリアでLIVEを続けて
昨日は平賀マリカさんのCD発売記念LIVEで
また大阪に行きました。

欲しいものが欲しいだけ手に入る西日本の日常は
未だ部分的に品薄状態が続く東京圏が失った
かつての日常のようにも見え
そういう意味で平穏だった頃へのタイムスリップ的な
感覚すらおぼえてしまう、でも
それは東北・関東・西日本で生じている現実の格差。
それが均一に、皆が何不自由無く暮らしていた
一ヶ月前の日常に近いものを取り戻すために
これからしばらく頑張ってゆかねばならないのだと
現実に戻るタイムマシンのような帰路の飛行機の中で
心の柱を強く補強していました。

自分の内側はともかくとして
僕の活動に地震が及ぼした直接の影響は
おそらく東京の全てがストップしたあの日の夜の
新宿PitInnでのLIVEが出来なかったことくらいでしたが
未だ続く余震の如く、ここにきて新たにいくつか
変更を余儀なくされることも出て来たので
ご報告させていただきますと

●クリヤマコトさんのCD『Art for Life』発売記念ツアーで
来日が予定されていたハンガリーのピアニスト、
ピーター・サリク氏は来れなくなってしまいました。
ピアノ2台+サックスという興味深いLIVEはまた次の機会ということで
今回はクリヤマコト&太田剣でのDUOツアーです。
一度だけDUOで演奏させてもらったライブがとても楽しかったので
このツアーへの意気込みは充実したまま。
振り返ってみると、クリヤさんとは本当に人生のいろいろな瞬間を共に過ごさせてもらっていて、
今回のこともまた僕の人生の大事な思い出として残るような
そんな尊い時間になるような気がします。

●そして5月。ゴールデンウィークの5/5の昼間に
本厚木Cabinでチャリティーライブを行うことにしました。
このひと月で義援金は1000億を越え、ようやくその配分も始まるようですが
被災者の数、被害状況からすればまだまだ足りない。
僕も演奏家として日々のライブをしっかりとやるという間接的なエールのみならず
何か直接、被災地の方々へのチカラになれることをしようと。
4年ぶり2回目となるこの無伴奏サックス・ソロLIVEは
モノローグという表現形態への挑戦であり、普段とは違う特別な何か。
だからその音の代価も特別な使い方をすべきと思ってのことです。
本厚木Cabinのフジコさんノリコさん姉妹も快諾してくれましたので
このLVEのmusic chargeは全額、被災地への義援金として寄付させていただきます。
ご賛同いただける方、お越しいただければ幸いです。

●それから6月。6/5に日比谷野外音楽堂で開催が予定されていた
第一回Japan Jazz festivalは中止となりました。詳しいことはわかりませんが
楽しみだっただけに残念です。


今日の2:46pm、被災地で亡くなった多くの方々に黙祷を捧げました。
その皆さんの明日や未来にどれだけ多くの喜びや幸せがあったことでしょう。
それが一度に失われ、失われた人々の家族や知人の方が抱え続けてゆくことになった
悲しみを思うと、とてもやりきれません。


でも、だからこそ皆で頑張って生きてゆきましょう。
彼ら彼女らの分まで精一杯、自分の人生を謳歌して
そして未来を生きる子供達に希望ある社会を残してあげたい。


明日もがんばります。




                                by ken_ota | 2011-04-12 01:03
by ken_ota | 2011-04-12 01:03
11.04.02 『 3・11 』と 11日間のツアー
2011年3月11日 午後2時45分頃 東北関東大震災 発生。

一瞬にして、その人生の最期を迎えることになり
天に召されてしまった全ての方々にお悔やみ申し上げます。

そして未だ続く余震の中、生への不安を抱えながら避難生活を続ける
被災者の方々のことを思うと、どうにもいたたまれない気持ちになります。

地震発生時には自宅に居た僕自身も
壊れそうな勢いで揺れる自宅の中で
立っていることも出来ないほどの大きな揺れに生命の危機を感じながら
楽器片手に近くの小学校のグラウンドまで走って逃げようと思いました。
それは未だかつて感じたことが無いほどの恐怖でした。

その後にTVで見た、津波や火災によって変わり果てた被災地の光景は
とてもいま現実に起きていると信じたくないような凄惨なものばかりで
おさまらない余震や耳に入って来る幾多の危機情報も
生活をするという基盤の根底にある大地の安全という
人間の最もベーシックな部分を覆すものばかりで
自分の身体自体はもちろんのこと、
気持ちそのものが立つ場所を失うかもしれないという危惧が
心を地中深く沈めてしまいそうな、そんな強烈な地球の引力に苛まれる日々が始まりました。

震災の翌々日からのNewQuartetでの西日本ツアーは
メンバー4人(僕・熊谷ヤスマサ・川村竜・大槻カルタ英宣)にとって
もし、3・11以上の震災が再び東北関東を襲った場合、
最悪、家族や知人と生き別れになるかもしれないという
この上ない不安を抱えたままの見切り発車状態で。

中止という考えも脳裏によぎりましたが
この震災のあともこうして五体満足に生きていられる自分たちが
日々を一生懸命生きないとしたら、それは尊い命を失った多くの人に申し訳ない。
そんな固い決意をもって西へ西へ進むことにしました。

被害のあまり無かった西日本各地を廻っていても
内心、震災以前の気持ちとは全く違う過敏な精神状態で、
演奏出来るのは今夜までかもしれない、とも思う気持ちが
音に宿っているような、白熱のLIVEの日々。

西日本の各地でも、この状況で大変な事態になっている方は大勢いて
それでも各地で我々のLIVEを聴きに来てくれたり
支えてくれたりしてくださる方も大勢いて
徐々に僕らの気持ちも救われてゆきました。
被害も少なく、通常の生活をおくっていられる方々が
僕らを救ってくれたように、
僕らはもっと弱っている人々を救う為に
何かが出来るのならば何でもしようと思う
人が人を生かしていることを真に実体験した11日間のツアーでした。

お世話になった皆さま、聴いてくれた皆さま、
本当にどうもありがとうございました。

ツアー後に戻った東京生活でまだまだ続く余震や原発への不安に
なかなか言葉や文章を発することが出来ませんでしたが
毎朝窓から差し込む朝の光がその日その日に希望を与え
それに照らされる自分の中の強い意志が
自分や音を前進させる力を発揮しているのを感じるので
4月を迎えて心機一転、書きしたためました。


音楽に何が出来るのかはわかりませんが
音が少しでも誰かの気持ちを救ったり、喜びの時間をもたらすことが出来れば幸い。
これからも自分の全てを懸けて、一生懸命演奏してゆこうと思います。





                          # by ken_ota | 2011-04-02 03:08
by ken_ota | 2011-04-02 03:08


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