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14.11.17 ハッピーなビジョン
週末の二日間続けて出演した関内「KAMOME」。
昨日はその10周年を祝うスペシャルLIVEでした。

ギター好きで小沼ようすけクンや荻原亮クンと知り合い
その後LIVEで大槻“KALTA”英宣クンや僕も親しくなった佐々木さんが
2004年にオープンした同店は
その年の11月18日に僕が杮落としのLIVEをやらせていただきました。
まだ自分のCDもリリースしてない僕にとって
いちJAZZ CLUBの最初のLIVEなんて身に余る光栄というか
そんな大役を引き受けいいものかと言う感じですが
そこは若気の至りの力を存分に借りまして
果敢にもあれこれ演奏したのを憶えています。

その日も一緒だった盟友、大槻カルタ君は
ここ数年、横濱Jazz Promnadeの後夜祭的な感じでやっている
「3日目(笑)」スペシャルLIVEなど
KAMOMEのアニバーサリーLIVEの仕切りといえばこの人!のような顔役になっていて
毎度ながらそのお祭り男な名仕切りっぷりには感心させられております。
高校時代の「文化祭実行委員長」の肩書きは伊達ではありません。

彼のバンド“Vertical-Engine”に参加させてもらってる時もそうですが
ステージに乗るミュージシャンの数が多いと
9割がた即興で進行してゆくJAZZという音楽の
次の瞬間の行き先を全員に指示するのはなかなかに大変なことで
それが演奏中、常に両手両足をフル稼働させてGrooveを支えているドラマーならばなおのこと。
もう演奏で使ってないのは顔くらいで
声も届かないステージ上で後ろの方から表情一つで指示を出すのはそれはそれは難しい。

というわけで、気心知れた僕が彼に変わってステージ上の皆さんに合図を出したりしてるのですが
それは一見、演奏中のことは僕が決めているように見えるかもしれないとも思うので
誤解の無きよう、一つこの場を借りてご説明させていただこうかと。笑

リハ中、演奏中、選曲中、ゴハン中(?)、大体一緒に行動をしていると
カルタ君のその日その場のビジョンが見えて来て
特別意識して感じていないまでも
彼の「こうしたい」と思う絵図の主旨が伝わってきます。
それはいつも大抵、音楽が良い方向に進むハッピーなビジョン。

作家と脚本家の役割分担というと言い過ぎかもしれませんが
彼が思い描くビジョンを現場で各人にわかりやすく伝えているのが僕、ということで
プロットをたてているのは彼なのです。本当に。

間違いなく良いと思える行き先が見えるから
「こっちに行けばいいみたいですよ」と伝えられる。
演奏しているときも、していないときも
そんなビジョンの素晴らしさをそこここに感じた
幸せな10周年ライブでした。お疲れ様、大槻カルタ英宣お祭り番長。

オーナー佐々木さんの10年続けた弛まぬ努力
その下で力を尽くしてきたスタッフの皆さん
それに呼応していい演奏を繰り広げてきたミュージシャン
夜な夜なそこに足を運んでくれた皆様

関わった全ての人の気持ちが
共にいい空間と時間を演出してきた10年=3650日だったと思います。
その一員で居られて本当に良かった。

おめでとう&ありがとうございます。
これからもKAMOMEと
そこに携わる全ての人に幸あれ。

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by ken_ota | 2014-11-17 11:43
14.11.17 美しい人
約2年ぶりに「NOTES」という名のblogを書いてます。
こちらを継続して読んでくださっていた方々には
期待に応えることなく
全然更新しなくてホントにすみませんと、まず心からのお詫びを。

TwitterやFacebookの隆盛に伴い
日々の徒然をそちらで発信することにした、というわけではありませんでした。
Facebookの投稿はTwitterに連動させているので
実質書いていたのはTwitterのみ。
その理由は「140字しか書けないから」。

フランツ・カフカの3つの長編小説 『アメリカ』『審判』『城』 がすべて未完なのは
長編だからという理由だけではないでしょうが
語ろうとするストーリーは長くなればなるほど
その全てを一人の人間の美意識の範疇に納めることの難しさはきっと誰しも感じるであろうことで
書いた後についつい推敲もしてみてしまうblogを書くには
それなりの時間とゆとりも欲してしまうもので。

それがある日突然無くなったというわけでもないのですが
昨年初頭に最愛の祖母が他界して以来
長文を書くこの場に向きあえなかったというのが本当のところかもしれません。

幼少の頃からの思い出の風景にはいつも一緒に居た
家族の喪失をこの歳で初めて目の当たりにしたことで
空虚な大きい穴のような場所を心に抱えることになり
その反動もあってか音楽そのもののことに集中するあまり
自分の活動を言葉で伝えるblogから遠ざかってしまったという
応援してくださっている皆様には申し訳のない
自分なりの理由があったのですが
結果的にはサボっていたことと同じで
一言で言えばやっぱり「すみませんでした」です。

冬にさしかかった秋晴れの今朝
ふと思い立って書いてみるのは、この二日間のこと。
一昨日と昨日の気持ちの高揚は140字では伝えられないので
Twitterに書いた短いコメントの内側を書きたくなりました。
それを見てない方々も居ると思いますが
こちらが本文なので大丈夫です。笑

この週末は土日とも関内「KAMOME」に連続出演しました。

土曜日は僕のQuartet+1。
最近、よくご一緒させていただいている
市野元彦さん(guitar)鉄井孝司クン(bass)則武涼クン(drums)の3人に
ゲストで橋爪亮督クン(tenor sax)を迎えました。

同じ1970年生まれの橋爪クンとは楽器店でバッタリ会うばかりで
一緒にステージに立ったのは今回が初めて。
彼のCDを日頃愛聴している僕はある種ファンのようなところもあるのですが
LIVE中に隣から聞こえて来るというか
そこで彼が吹き、生まれて来る音楽はCDを遥かに上回るもので
僕の曲を一緒に演奏しているのに
その美しさにすっかり聞き惚れてしまっていた
そんな時間でした。

楽屋で、彼がずっと一緒に演っている市野さんとの会話を聞いても
それ以外の何をしている時も
その所作は常に品良く落ち着いた佇まい。
その思慮深さはプレイだけではなく立ち振る舞いからも感じられて
音が発する世界観が身体からにじみ出ているのがわかります。
彼は美しい人だな。そう思いました。

言うこと&すること、と
発する音&生み出す音楽は
同じ一つの心から出てくるので
雰囲気が似て来るのは当たり前なのでしょうが
美しい音は美しい心から。
至極当然なこともすぐ近くで実感するとその思いもひとしおです。

おばあちゃんもそうでした。
いろんなことを優しく教えてくれた
とても美しい人。
記憶は美化されると言いますが
僕の記憶の中のおばあちゃんは
もうずっと、何一つ変わらず素敵な人のまま居続けてくれます。

ライブ後に橋爪くんが最新作のライブ盤をくれました。
全て歌えるほど聞いていた3枚のスタジオ盤の先にある
ライブで生まれたものをリアルに記録したこのCD。
その素晴らしさはあと1000文字使っても書き表す自信がないので
写真を貼っておきます。(続く)

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by ken_ota | 2014-11-17 10:49


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