帰省してました。Good Fellasツアーの帰路(鹿児島→東京)で途中下車。愛知県の渥美半島が僕の故郷です。
春に来たのは久しぶり。一般的に春というと『桜』なのかな? イメージとしては桃色?薄いピンク? 僕的には『黄色』だったりするんだな。ぽかぽか暖かくて、新緑の草むらに寝転んで寝てしまったりする感じのイメージ。桜も好きなんだけど、子供の頃は小柄だったせいか頭上の桜より足もとのたんぽぽや草を見ていたのかも。目線の高さが変わると、見るものも変わるんですね。 一面に広がっている菜の花畑や、大きくて穏やかな太平洋を見ていると、自分のカラダから焦りやリキミなど、いらない要素が抜けてく気がしてキモチいいんです。いつも心身がこーゆー状態で居られたらなあ。 実家でsaxの練習をしてると、音や吹き心地が自分にとって自然でシンプルな方向に向かってる気がするのはそーゆう雰囲気(空気)のせいかな? 渥美の春の色。 の雰囲気を皆さんにも感じてもらいたいなー、と思って写真撮りました。真ん中に小さく僕も写ってるけど… わかんないですねー(笑)。 #
by ken_ota
| 2005-04-06 21:07
2005年、春の“Good Fellas”ツアーが終わりました。ゆうべの最終公演地、志布志(鹿児島)Cureo HallではWアンコールまでいただいて、盛り上がっちゃって楽しかったな〜♪ 各地で聴きにきてくれた皆さん、ホントにどーもありがとうございました。
ツアーが終わるといつも少し淋しいな。移動や演奏、&打ち上げ…とずっと一緒に居た仲間達と離れて一人。皆それぞれ、また別のBandに参加してゆくわけです。でも『また来週あのバンド、一緒だよね』とかな感じもあったりして、その辺がオモシロかったり。 Jazzは基本的に一人という個人単位の音楽かな? Bandになっても、一つのBand専属で活動する人はあんまり居ないし。ピン芸人、もといピンミュージシャンの集まりがBandになってる感じで。 あちこちのBandでいろんな音楽を演奏していろいろなfeelを体得して、また別の音楽に進んでゆく。その繰り返しで成長/成熟してゆくんですね。だから久しぶりに会うと皆、演奏や音が変わってたりするんだよなあ。それがまた刺激になったり。 ある時はBand、またある時は一夜限りのSession。いろんなLive/音楽があります。同じミュージシャンが集まってても違うBandだったりもするしね。一つのツアーが終わって少し淋しくなるって書いたけど、また会って演奏することがあるのはわかるのですぐに元気になるんだな。次に会った時は『おっ!ナニ〜ぃ。』と思われるくらいイイ演奏するミュージシャンになってやるぞー♪と気合いも入りつつの『オツカレ〜』。 つまるところ、Bandメンバーでも、そーじゃなくても、一緒に演奏する皆は『良き仲間達』だなーって思います。 小林陽一さん(drums)のBandは来年30周年。モチロン、今のメンバーは今、小林さんが一緒にやってる『仲間』。30年前は子供だったり産まれてなかったり(笑)。これまで多くのミュージシャンが参加して、その時代時代の空気を感じさせつつも『Jazz Quintet』とゆースタイルと音楽性にこだわっていい演奏をしてきた30年なんだろなあ。今その歴史の一端を担えることは光栄ですね。これまでこのBandを支えてきた多くの先輩ミュージシャン仲間に見劣り聴き劣りしないよう、精一杯イイ演奏せねば! 『今夜のGood Fellas良かった〜♪』って思われるよう。 あ、ツアーは昨夜で終わりでした(笑)。よーし。この情熱は次の別のBandのライブに持ち越しだー。次は、えーっと… 4/9太田剣Band@御茶ノ水Naru。です。 半月ぶりの東京でのLive♪ 皆さんこぞって来てくださいねー(^▽^)♪ #
by ken_ota
| 2005-04-03 21:04
『海』シリーズ第2弾!
なーんて。いま下関に来ています。海の向こうに見えるのは九州。明日は向こう側でLIVEだー♪ 春の“Good Fellas”ツアーも3分の2を終えてあと3日。Trumpet(松島さん)とSax(僕)、2管の王道Jazz Quintet StyleでのLiveはゆく先々で皆さんと一緒に盛り上がっていい感じ。ゆうべも手拍子&声援&合唱(?)ありがとございます。チョー楽しかったー♪ 福岡/鹿児島の皆さん、乞うご期待♪ですよ〜。 今日はツアーの中休み日ってことで久しぶりにのんびり。海見ながらカフェラテな感じで。ふぐのオブジェも見えます(笑)。 日差しがぽかぽか気持ちいい、おだやかな午後。東京に居るときはなかなかゆったりまったりできなかったりして、やっぱりたまにこーゆー時間は必要ですね。ふと立ち止まって自分をふりかえる、そんな時間。 毎日いろんなこと一生懸命やりながら生きてる気がするけど、そーゆー自分を外から冷静に見たらどーなのか? なかなかなれない心境。まあ逆に、いちいちそんな心境になってたら物事すすめるのに倍以上の時間がかかるだろうし、フットワーク重くなる分、うまくいくことがうまくいかなくなるかも。一番いいのは、振り返ってみても『オレばっちりじゃん!』みたいな自分でいつもいられることです。ね。 それはJazzの演奏に似てるなあ。曲のメロディーがあって、あとアドリブ。みたいな音楽。でもそこ(アドリブ)でカッコいいソロ吹きたい。考えながら吹きつつ、吹きながら考えつつ。でもその間、まわりの音(他の楽器や、その空間の音)も聴きつつ、反応したりして。そーゆー感じでくりひろげるアドリブソロが、その場で聴いてる皆さんに『いーなあ』と思われて、それを録音したものをCDとかで聴いた人がやっぱり『いーなあ』と感じてくれたら、もー最高♪ やっぱり似てますね。 普段の自分と、演奏と。それらが成長/成熟して良くなってく過程は同時進行な感じだなーって、思います。僕にとっては。 少しずつ、たしかな手応えをつかみつつ、前に進んでゆく。そうやって培ってきたモノで自分に出来る、最高の演奏をしたい。それを聴いて少しでもHappyなキモチになってもらえたらウレシイ。明日は今日より、あさっては明日より、イイ『自分』になりたいなー。 おっと、ふりかえりすぎたかな? また海にやられるとこだったぜ、フー(笑)。風が強くなって少し寒くなってきました。今回の春ツアーはまだあんまり桜見てないかも。各地の桜はまだ咲いてないのかな? ライブあとに夜桜見ながら帰ったりするの好きなんです。なんかね。 春好きsax吹きのひとりごとでした。 #
by ken_ota
| 2005-03-30 21:03
一応、誤解のないように書いておくと『リラックマ』(3/19参照)は『おーいお茶』の景品です。あれ買ってつけるほど、かわいいキャラではないですよ、太田剣(笑)。
さて、旅も3日目。でも旅しょっぱなに個人的アクシデント(小)が。お気に入りの靴を旅前日に修理に出したので、受け取って旅に持ちこもうと靴修理屋さんに寄りました。でも預けた時に『これはちょっと…かかとしかなおせないかなあ』…と。専門家的にも修理不可能な壊れ方なのかあ。仕方ない。ムリな部分はあきらめるか…と思いつつ受け取りにきてみたら、なんと! キレイになおってました。ビックリ! 思わず『どうやったんですか?』って聞いちゃった。でも自慢めいたことは何も言わずに黙々と仕事続ける靴屋さん。いや〜スゴい。&カッコいー! 職人、好きです。ガンコでも可。例えば時計屋さんに電池交換に行って、店主(オヤっさん)が『電池交換でもちゃんとしたとこでやってもらわないと困るんだよねえ』とかブツブツ言いつつも、バッチリ仕事してくれたりすると『またここに来よ』って気になります。ワザを極めた職人/名人には、ウンチク語られても多少怒られても、かえってそれが気持ち良かったりするんだよなあ。行きつけの靴屋さんもそーゆー『匂い』がぷんぷんします。言葉の端々に靴へのこだわりがにじみ出て、彼の靴にかける『思い≒魂』がこっちに伝わってウレシイ。 キレイになった靴を受け取り気持ち良く、さあ出発。…と思ったら、あれ? スーツケースのタイヤ(小)4つのうちの一つが全く回らなくなってる。ここに来る直前の段差でやられたか? ひっぱったらタイヤ表面と床の摩擦でものすごい抵抗感。ひっくり返してタイヤ触ったら摩擦熱で熱くなっててヤケドしそうな勢い。タイヤは支柱がずれてるのかびくともしません。とりあえず靴屋さんにカナヅチ借りて叩いたりしたけど全然ダメ。あー困った。旅中ずっとスーツケース持ち上げて移動、なんてしたら演奏前に指が終わっちゃう。どーしよ〜(半泣き) そしたら靴屋さんが『見せてみな』とばかりに来てくれて、ルーペでタイヤ見たりペンチでタイヤ回しにかかったり。そうこうするうちにタイヤ復活!くるくる回りだしました。ヤッター♪ そのあと靴屋さんは4つのタイヤに『クレ556』(サビ止め潤滑剤)してくれました。専門外なのに徹底した修理屋魂に感動。 あれこれ語らずいい音出す。僕もそんな職人みたいなsax吹きになりたいな。 …って十分、語りすぎ?(笑) #
by ken_ota
| 2005-03-26 21:02
今回のタイトル↑はJackie McLean(sax)のアルバム“4,5&6”からの引用。愛聴盤です。『センチメンタルジャーニー』と言えばコレ。まだ16だから〜♪の曲ではないですよ(笑)。
福岡で地震が。現地の皆さんダイジョブでしょうか?先月BlueNote福岡に来てくれた皆さんや、そのご家族は無事だったんでしょうか?モチロンそれ以外の多くの皆さんも。これ以上、被害が広がらないことをココロから願っています。 こちら東京、御茶ノ水NARUでは太田剣2daysLIVEがありました。ホントにたくさんの方に来ていただき、聴いていただきありがとうございました。2日とも気持ち良く楽しく演奏できたのは、皆さんがくれる『期待』の元気玉(3/7notes参照)と、お店のスタッフのサポート、そして一緒に演奏したミュージシャン仲間の熱演によるものです。皆皆さん、いや皆皆さま。どうも、どうもありがとうございます。 4tetでは僕のオリジナル曲を中心に。5tetではいろいろなBandにトリビュート、な意味のJazzTuneに挑戦。いやあ、楽しかったなあ。飛び入りで演奏してくれた日高紀男さん(trumpet)塩田さん(bass&スキャット)も熱かった。この勢いで来月はMotionBlueYokohamaへ乗り込み2days♪ いまからワクワクしてまっす。 そんなナル2days直後の深夜はまたまたレコーディングでした。詳細はわかったらUPしますが、Jazzです。スタンダード曲“You'd be so nice to come home to you”と“Round Midnight”でソロ吹いたり。レコーディングは、する度に思うけど、いやー勉強になりますね。ライブより短いソロで個性を発揮しなきゃならないし、マイク録音された状態で理想の音(voice)になってないとツライし。レコーディング後にはいつも自分に課題が山積みです。 一夜明けて、ゆうべはDUO(2人)でライブでした。ドラムと。 …。 え? そう。sax&drumsだけのライブでした。僕と大槻カルタのみ。bassもpianoもguitarも居ない。音楽としては極めて特殊なサウンドかもしれないな〜。でもちゃんと音楽に、曲になるんだなあ。これが。 いつもベースが弾いてるコード進行はどこにも流れてないので、saxソロ(アドリブ)のサウンドでそれを匂わせつつ何の曲をやってるか示したり。 示さなかったり(笑)。 僕が吹くのをやめたらいつでも自動的にdrumsソロ。打楽器の音だけになるわけですが、そこで薄ーく小さーくコード進行を感じさせるガイドトーン吹いたりして曲の体を保ってみたり。 保たなかったり(笑)。 とにかくあの手この手な感じが楽しいかも。でもこのDUOが音楽として成り立つのは、聴いてる皆さんの脳内で自由にpianoやbassのサウンドが補填されてるから、じゃないかなあ?『ここでこうきて欲しい』のは人それぞれ違うと思うんで、そーゆー自由な想像の味付けができるゆとりいっぱいのライブなのかもしれないですね。 文字どおりの『リスナー参加型』ライブ(笑)。盛り上がった勢いで次回は5月末に決定しました。 一味違ったJazzに興味のある方もない方も、一度聴いて『脳内参加』してみては? あさってからまた旅にでます。あー日本のどこかにーわたしを待ってる… 待っててくださいねー(^▽^)♪ #
by ken_ota
| 2005-03-22 20:59
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